保順会の4つの事業

医療法人社団保順会:埼玉県東松山市で、辻保順医院、デイサービス楽らく、楽らくケアサービス、クロスプレイ東松山の4つの事業を行う医療法人です。

辻保順医院(内科/小児科)
デイサービス楽らく
楽らくケアサービス
クロスプレイ東松山

保順会からのお知らせ

保順会の理念 「3つの C 」

3つのC

医療法人社団保順会は、患者さん・ご利用者に寄り添い、医療・福祉/介護・文化をつなぐことを目指します。

人が人としてかけがえのない人生を豊かに過ごすためには、Cure(治療)のための医療だけでなく、Care(介護、福祉)のちから、そして何より自己実現のためのCulture(文化)が必要と考え、院長はじめスタッフ一同、日々努力しております。

理事長からのメッセージ

「わたしの想い」

現在の山梨県石和温泉辺りに初代辻保順が医院を開いたのは、杉田玄白・本居宣長や華岡青洲が生きた18世紀。その後も代を重ね、明治に入って6代目からは西洋医学を修め、7・8代目と台湾で大きな病院を経営し、しかし敗戦で甲府市に引き揚げ、8代目は小さな診療所の町医者となった。私の父は東京の大学を出た学究肌の医師で、祖父が急逝し仕方なく9代目院長となったが仕事は面白くなかったようだ。

物心ついたころから医者になるつもりでいた私は、医大を出て母校の内科に残った。出向も何度か経験し様々な疾患を扱った。忙しかったが、やりがいがあり、くじけることはなかった。経験を積み、仕事に油ものり、博士論文は審査を通り、診療や教育に身を投じ大学に貢献していたが、いずれ退局し、父の後を継ごうと考えていた。そんな折、東松山市での医業継承の話が持ち上がった。中央本線甲府駅の近くにある父の医院周囲は人口のドーナツ化現象で老舗の医療機関も経営に四苦八苦していると聞き及び、永年暮らしたこの地域への愛着もあり、結局郷里には帰らず、この地で第10代辻保順医院を開院する決心をした。1995年、42歳での再出発であった。

順風満帆の船出ではなかった。継いだ施設は幹線道路から外れた隠れ家的な古い造りの診療所で患者数が増えず、数年間は民間病院へもアルバイトに出向いていた。妻と地域活動に積極的に顔を出し、時間外診療や往診も受け、親切丁寧な診療を心がけ、少しずつ地域に受け入れられるようになった。

そんな矢先の1999年、妻に乳がんが発覚した。負けん気が強い女性だった彼女は左の乳房を失ってからさらに積極的に行動した。自分の業績を確実に残したい思いを打ち明け、2000年の介護保険法施行と同時に事業所を立ち上げケアサービスを開始、大学に入りなおし音楽療法士の資格を取得、デイサービスも開所。

患者さんや利用者さんの生活満足度を上げるためのcure・care・culture〔医療・福祉/介護・文化〕を提供する医療法人を目指して、私と共に歩いた。

 

周辺道路の拡張に伴い立地条件が好転、2003年に住居も含め施設を建て替え、診療・ケアマネージメントとも格段に充実した。私自身も医院での診療と並んで、大学の非常勤講師、産業医、保険の審査委員などの責務もこなし、心地よい達成感に浸っていた。

そんな折り、デイサービスを始めた翌年の2008年の夏、手術から9年を経過していたが、妻のがんは肝臓と骨へ転移再発した。3年半で化学療法耐性となってしまい、2012年11月、緩和ケア病棟で洗礼を受けた後昇天。私は大切な伴侶、仕事の上でのかけがえのない相棒を失ってしまった。

思い通りに行かない人生。それも運命。

この地で開業して四半世紀が過ぎ、妻が先立ち、子どもが巣立ち、一般には定年になる年も越え、自身も後腹膜腫瘍とその合併症による入院手術、開胸による冠動脈バイパス手術を経て、仕事への情熱や体力にも不安がつのるが、踏み出した医療・介護の仕事は止めるわけにはいかない。ありがたいことに、長年私を支えてくれている職員も多い。なき妻の後を受けて法人管理・介護事業を切り盛りしてくれている長女は、care・cultureのさらなる発展を望んで2022年6月にデイサービスを新築移転。介護施設からのアート発信をライフワークとして取り組んでいる。

身内の癌療養、自身の大病で、患者さんやその家族の立場に立たされた経験や長年かけて培った医療ネットワークを活かし、私を頼りに思ってくださる方々を動機付けとし、その方々の笑顔を自分の幸せと感じて、私は仕事をする。

医療法人社団保順会
理事長 辻 守史

保順会 沿革

安永2年

1773甲州萬力筋国府村(現在の山梨県笛吹市)の武田氏郷士・辻氏を継いだ辻保順守瓶(つじほじゅんもりかめ)が中郡(なかのごおり)筋の医科・高室氏に入門、後に独立して国府で医業を営む。

これを初代保順とする
  5代目までは、漢方医として医業を営む
明治24年18916代目 医師法改正に伴い西洋医学を修め医師免許を得る
  7代目 辻寛造、8代目 辻守昌 台中にて開業

昭和20年

1945第二次世界大戦敗戦により台中を引き揚げ、8代目が甲府市にて再び開業
昭和31年19568代目逝去(享年63歳)、9代目 辻守昭が院長となる
平成7年1995

10代目(辻 守史・現医院長)が埼玉県東松山市にて開業。

甲府の9代目辻保順医院と同時に山梨と埼玉2か所で医業を営む

平成12年200010代目辻保順医院医療法人化 医療法人社団保順会とする
これまでの医業に加え、居宅介護事業所「楽らくケアサービス」を立ち上げ、医療だけでなく、介護事業と共に地域に根差した医療機関として役割を担うようになる。
平成19年2007デイサービス楽らく開所(埼玉県東松山市上唐子)
平成25年20139代目引退 甲府市の辻保順医院閉院
平成30年20189代目逝去(享年90歳)
令和4年2022

デイサービス楽らく移転(埼玉県東松山市下唐子)

文化事業「クロスプレイ東松山」立ち上げ

採用情報

採用情報

保順会では、一緒に働いてくださる方を募集しています。 Wワーク応相談。ブランクOK。 【現在募集中の職種】 ① 看護師(パート) ②医療事務(パート) ③ケアマネージャー(パート) ④送迎ドライバー(パート) ⑤介護スタッフ(パート) ・・・・・・・・・・・・

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お問い合わせ

辻保順医院
(内科・小児科)

電話:0493-23-9045

FAX:0493-22-9119

デイサービス楽らく
(通所介護・介護予防サービス)

電話:0493-21-4322

FAX:0493-21-4323

楽らくケアサービス
(居宅介護支援事業所)

電話:0493-21-4177

FAX:0493-21-4178